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磯の香りと昭和の香り【三重伊勢鳥羽編】

松阪で一泊したのち、翌朝は伊勢志摩の海産物をリサーチしながら、松阪~鳥羽へ抜けるルート。

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まず訪れたのが、二見の夫婦岩。夫婦岩は二見興玉神社にあります。

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ise300立派な鳥居をくぐり、進んでいくとたくさんのカエルがお出迎え。
大小さまざまなカエルの置物があり、小さな子どものカエルを背中にのせたものや、水の中にいるカエルもあります。

水の中にいるのは「満願蛙」で、このカエルに水を掛けると願いが叶うとのこと。何回水を掛けたら良いのかわからず、何回もかけていたスタッフ。

となりに居合わせた方に「いくつ願掛けするつもりなん?」と言われ、周囲にいた人たちの笑いものに…

それにしても本当にたくさんのカエルがいます。
なぜ、この二見興玉神社にカエルがたくさんいるのか不思議だったので調べてみました。

古事記や日本書紀によると、この神社の祭神である猿田彦大神(天狗)は、天照大神が天孫降臨の際や伊勢神宮御鎮座の際に道案内をされ、古来交通安全の守護神として信仰を集めているのだそう。そしてカエルは、猿田彦大神の使いと信じられています。

 

ise302かつてここで旅行の帰路の無事をお祈りした人々が、実際に無事に帰ることができたことから、ご利益があったと献納されたカエルがいっぱい並んでいるのだそうです。

しばらく歩を進めると、今度は大きな貝殻を発見!
どうやらオオシャコガイと呼ばれる沖縄産の貝殻で、推定150歳の貝だそうです。

なぜシャコガイの貝殻がこんなところに置かれているのか?

なんでも調べてみないと気が済まないスタッフ。

二見興玉神社のご祭神:猿田彦命が、この夫婦岩の沖合い700mのところで巨大なシャコ貝に手を挟まれて落命されたのだとか。

それでシャコガイが、しかも沖縄産のシャコガイがこんな場所に置かれているというわけだそうです。

不思議発見!スーパーヒトシ君になった気分でした。

 

ise304伊勢志摩特産名店街には、伊勢志摩の海産物や、老舗が誇る銘菓・名品がずらりと並んでいます。

昭和の香りがプンプン漂うノスタルジックな空間で、目を引いたのが「さんま丸干し」

冬場に三重県:熊野灘沖で朝獲れたさんまを塩蔵して、天日で丸干しした名産品だそうです。

試食を一切れいただきましたが、全く臭みを感じず、さんま特有の腹身の部分のほろにがさと特徴ある香りが感じられ、お酒が進みそうな味わいでした。

 

 

 

 

 

ise305続いて立ち寄ったのが伊勢志摩中央市場。

三重のブランド牡蠣の一つ「浦村牡蠣」をいただきました。

網焼きの上に牡蠣を乗せ、待つこと3分ほど。

牡蠣殻から牡蠣のエキスがフツフツと溢れて出てきたら食べごろ。

軍手を使ってパカッと殻を開け、熱々プリップリの牡蠣をフーフーしながらいただくと、素晴らしい味わい。

磯の香に、焼いたことで甘みが増し、プリプリの弾力と濃縮された美味しさが口の中に広がります。

三重のブランド牡蠣というと的矢が有名ですが、浦村もなかなか!負けてはいないと思いました。

ごちそうさまでした。

 

 

 ise308更に足を延ばして、鳥羽にある「伊勢志摩みやげセンター王将」さんで、「大あさり」と「檜扇貝(ひおうぎがい)」という珍しい食材を発見しました。

あさりは食べたことがあるスタッフですが、大あさりは初めて。

そして、檜扇貝は実にカラフルな色をした貝で、一瞬食べることを躊躇してしまうくらいな彩りです。

早速浜焼きにしてもらい、出汁醤油をかけていただきました。

大あさりは、見た目の大きさからは想像できないほど味がしっかりしていて、噛みしめるとあさりの旨みがジワーッと染み出てきます。

檜扇貝は、浜焼きにすると色もなくなり、やや小ぶりなホタテと言ったところ。
しかしながら味わいはホタテより濃厚で、貝柱の甘みを強く感じられました。

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ise306ひととおりのリサーチを終え、鳥羽にて夕食をすることに。

せっかく海が近いところなので、晩御飯は寿司をという話になり、訪れたのが「太助」さん。鳥羽で評判のお寿司屋さんらしく、我々の入店後、続々と人が入って来、あっという間に満席に。

朴訥ながらも大将の作り出す料理は、どれも鮮度と味が抜群!付き出しの塩辛、たこの柔らか煮、お造り、寿司など、どの料理も美味しかったです。

料理を堪能していると、地元の漁師さんらしき人が入店され、その後、皆にカツオの握りが振る舞われました。

一口でつまんで、まずその食感にビックリ!

カツオというと、柔らかくネットリとした食感を想像するのですが、このカツオはプリプリ、モチモチとした食感で、いけすから出した魚を食べているかのようです。

 

 

ise307漁師さんに聞くと、このカツオは「もちカツオ」と呼ばれていて、船上で釣りたてのカツオを上手に締めるとこうなるのだとか。

地域によってはビリビリカツオ、ケンケンカツオと呼ばれているそうです。

こちらの漁師さん。自分の船を持ち、腕一本で稼いできたという40年の漁師歴の中には、時化の中、船の何倍も高さのある波に襲われたこともあり、何度ももうだめだと思ったことがあったそうです。

そんな絶望的な状況の中で思ったことは、家族の事。

「絶対に、無事に、家族の元に帰る!」という強い意志が、今日まで無事に漁師をやってこれたのだとおっしゃっていました。

滅多に食べられない貴重なカツオをいただきながら、漁師さんの貴重なお話を聞かせていただいた鳥羽の夜でした。