島根県浜田漁港は、水産業振興のために特に重要な港である「特定第三種漁港」にも選ばれている歴史ある港です。浜田周辺の海域に多数生息する、カラヌスという身体の半分が脂質で構成されたプランクトンを餌に、日本海の荒波に揉まれた多様な魚は、どれも脂乗りが良く身質が抜群。豊洲や大阪の市場でも高値で取引されています。

浜田漁港で水揚げされる魚介の中でも、漁港を代表する「のどぐろ・あじ・かれい」の三魚種については、水揚げの時期や大きさ、脂質など特定の基準を満たし、厳選された良質なものだけを「どんちっちブランド」として認定しています。

あじたびでは「どんちっちブランド」三魚種を贅沢に使用した水煮缶をご用意しました。

早朝に漁港で水揚げされた、刺身でも食べられる鮮度抜群の魚を、前浜の加工場で浜田の魚の良さをよく知る地元の女性が1匹ずつ捌き、その日のうちに缶詰に加工します。

魚が新鮮であるため化学調味料や保存料を使わず、味付けは、地元日本海の海水を平窯で丁寧に炊き上げて作った「浜守の塩」のみ。

新鮮な魚が入った日しか加工をおこなわず、ほとんどが手作業な上、魚の鮮度を保ったまま素材の旨みをじっくりと引き出すため、1日の製造量はわずか300缶。素材にも製法にもこだわった缶詰です。

缶を開けると水煮汁がオイル漬けかと思うほどの身の脂乗り。箸で身を取り出すと崩れてしまうほどの柔らかさ。醤油をひと回しかけていただけば、脂乗り抜群の身はほろりと口の中でほぐれ、とろけるような食感と共に、素材の持つ甘みと旨みが際立ちます。

水煮にすることで骨ごと食べられるため栄養価も高く、カレイなどの骨の多い魚も骨を気にせず美味しくお召し上がりいただけます。
骨からも旨みが引き出された煮汁も味わい深く、最後の一滴まで魚の美味しさをお楽しみいただけます。

水煮としてそのまま食べても美味しいですが、料理の材料として、パスタ、味噌汁、サラダ、煮物、アヒージョ、アクアパッツァなどに加えると、味わいが一層増します。
常備しておくと意外と便利。時間のない時や、いつものお料理に、ほんのちょっと変化を付けたい時にも手間が掛からずおすすめです。

浜田が誇る唯一無二の高級缶詰。
ブランド魚の美味しさを骨の髄までお楽しみいただけるどんちっち缶詰セットを、ご自宅用・ご贈答用にぜひご利用ください。

他、どんちっち商品

• どんちっちアジ 1kg（7尾～14尾入り）

• 代引不可

「どんちっちブランド」は、平成14年に浜田市の漁業生産団体、漁協、仲買団体、加工団体、消費者団体、試験研究機関や地元の水産関係団体などで構成される「浜田市ブランド化戦略会議」によって発足しました。

「どんちっち」という言葉は、日本遺産認定の郷土芸能「石見神楽（いわみかぐら）」の幼児言葉で、お囃子の音が「どんちっち、どんちっち」と聞こえてくることに由来があります。

浜田市のシンボル魚 「どんちっちのどぐろ」

日本海の赤い宝石と呼ばれるノドグロは、島根県のプライドフィッシュ（魚を知り尽くした地元漁師たちが自信を持って勧める魚）であり、浜田市指定の魚でもあります。浜田沖で獲れるのどぐろは、他産地に比べ脂乗りが良いのが特長。特に漁解禁後の8月～5月にかけて獲れる脂質含有量が豊富で最もおいしい旬ののどぐろの中でも、80g以上の魚体のものが「どんちっちのどぐろ」に認定されます。

脂の乗りを科学的数値で証明 「どんちっちあじ」

浜田港で水揚げされるマアジは他産地産のものよりも脂の乗りが良いのが特長です。例年4月～7月にかけてとれるマアジを1匹ずつ計測器ではかり、魚体が50g以上かつ脂肪含有量10%を超えたものが「どんちっちあじ」に認定されます。

干物の生産量日本一 「どんちっちかれい」

のどぐろ以前に浜田の漁業を支えていたカレイ。浜田市は今もなお日本一のカレイ塩干品の産地です。浜田港で水揚げされるカレイのうち、旬を迎える8月～2月にとれる、脂乗りと味わいが抜群のミズカレイ、エテカレイ、ササカレイで、50g以上のものが「どんちっちかれい」に認定されます。