桑名にメカゴジラ出現!?【三重桑名松阪編】
さてさて、話が大分さかのぼりますが、あじたびスタイルは再び愛知~三重のあじの旅へ。
名古屋で味噌煮込みうどんをいただき、次の目的地の桑名へ。
桑名の名物といえば「蛤(はまぐり)」ですが、今回のお目当ては蛤ではなく、鋳物。
実は桑名は、江戸時代から鋳物作りが盛んで、「東の川口、西の桑名」と呼ばれる日本の鋳物2大産地としての伝統と歴史があります。
今回訪れた桑原鋳工さんは、鋳物の調理器具という新しいジャンルにチャレンジしています。
鋳物は熱伝導が良く、調理には向いているのですが、欠点は重さ。
この重さを逆転の発想で造り出したのが「ごはん釜」です。
鋳物製のごはん釜は、強い火力で一気に炊けるため、お米本来の旨みを引き出します。
熱周りの良いおかげで、香ばしい「おこげ」も作れるそうです。
IHにも対応しているため、場所を問わずに使えて便利です。
実際に製造現場を見てみましたが、砂でできた型に、高温で溶かした鋳鉄を流し込む様子は、なかなか迫力がありました。
追記:
工場見学を終え、外に出た際に巨大な恐竜のオブジェを発見!
これも鋳鉄で造られていて、重さは何と1トン以上あるとのこと。
展示会に出展する際には、クレーンで引き揚げてトラックに乗せて移動したそうです。
そして桑名をあとにして、向かう先は松阪。
松阪といえば、日本を代表する黒毛和牛「松阪牛」の生産地です。
地元:松阪の地で創業55年。
松阪牛の年間生産頭数1500頭以上、年間出荷頭数800頭と、松阪牛の取り扱いで、トップクラスのオーシャンファームさんを訪れ、瀬古部長から色々とお話をうかがいました。
オーシャンファームさんでは、産地直送と鮮度にこだわり、すべての松阪牛を、産地から車で15分の松阪食肉公社で処理しているとのこと。
また、すべての牛のデータを記録することで、松阪牛の肥育の向上に現在進行形で日々精進しているそうです。
ちなみに一般の生産者は解体の際に市場に出さねばならないため、自分たちが育てた松阪牛が手元に戻ってこないこともあります。
その点、オーシャンファームさんは、子牛の買い付けから、飼育、解体までを自社で一貫しておこなっているため、自分たちの育てた松阪牛を出すことができます。
オーシャンファームさんはレストランも併設、比較的リーズナブルに松阪牛を食べられるとのことで、あじたびスタッフが訪れた時には、8割以上の席が埋まっていました。
どうせなら良い肉をと、おすすめされたヒレとロースを注文。
運ばれてきた松阪牛は、見事なサシの入ったお肉です。
早速焼き始めると、脂が溶け、立つ煙とともに黒毛和牛の甘い香りが漂います。
おいしい肉はもうこの時点で香りが違います。
レア状態で焼き上げいただくと、これがまた素晴らしい味わい!
黒毛和牛は数あれど、脂にも肉にもこれほどまで甘みを感じる肉は、松阪牛のみと言っても過言ではないと思います。
日本一の和牛を少量いただき、身も心も幸せ気分。
「あじたびスタイル」にふさわしい、大人の焼肉を堪能した夜でした。
オーシャンファーム(瀬古食品)の松阪牛商品
- 松阪牛サーロインステーキ200g×2枚
- 松阪牛シャトーブリアン(ヒレ)150g×2枚
- 松阪牛すき焼き用ロース600g
- 松阪牛しゃぶしゃぶ用ロース600g
- 松阪牛しゃぶしゃぶ用肩ロース600g
- 松阪牛焼き肉用ロース600g