料理人 槙 かおる さん

プロフィール

割烹旅館に生まれ、幼き頃より瀬戸内の祖父母の家で、新鮮な魚で育つ。
祖母に教わったお袋の味と、家業のおもてなしの味を受け継ぐ。
2006年より始めたブログにて、料理レシピを発信中
各種料理コンテスト受賞、及び書籍掲載多数。
資格、調理師

抱負

日常の小さな幸せ「ときめきと感動」をモットーに、シニア世代のご夫婦やご家族で、作る時から楽しめ、素材の味を活かし減塩と気づかない減塩食、真心のこもった美味しい料理を考案していきたいと思います。



過去開催記事

車えびのお出汁

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基本の車えびのお出汁(全体で362kcal, 塩分5.5g)
 
◆材料
車えび頭…18尾(塩分1.2g)一尾計算0.06g
水…2500cc
出汁昆布(利尻)…60g(塩分4.3g)

合わせて2500ccの昆布出汁

<昆布出汁の作り方>

前日から水につけておいた昆布をつけた水と一緒に火にかける

60度で弱火にして(鍋底から小さな泡が出る感じ)30分煮て火を消し昆布を引き上げる

 

ebi7◆えび出汁のつくりかた

[1] 流水で洗った活車えびの頭取る。

[2] 車えびの頭を冷めた昆布出汁で煮る。沸騰直前に弱火にして30分煮る

[3] ざるにキッチンペーパーを敷き静かにこし、完成です

 

 

 

 

「覚えておきたい塩分換算式

最近では、食品のパッケージに栄養成分表示が義務付けられており、ナトリウム量または食塩相当量が表示されています。
食塩相当量が表示されていればすぐに塩分量がわかりますが、ナトリウム量では、塩分量はどのくらいかピンときません。
そこで次の換算式を覚えておくと、買い物などに行ったとき、その場で食塩相当量が計算できるのでとても便利です。

食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54÷1000

この換算式は、食品に含まれるナトリウムが全て食塩から由来していると考えたときのものです。 

食塩以外に含まれるナトリウムもあるため、実際に食品に含まれる食塩量は、換算式の値よりもすこしだけ少ないと思いますが、少しでも塩分を少なくしたいので、換算した食塩相当量で摂取量を計算してください。1グラムの食塩相当量は、ナトリウム量いくつ?上の換算式を覚えて計算するのがちょっと面倒なときは、これを覚えておくとさらに便利です。

食塩相当量1g=ナトリウム量約400mg

食塩相当量1gをナトリウム量に換算すると、393mgになりますので、約400mgと覚えておけば、ナトリウム量が463mgなら食塩相当量は1gちょっとと、簡単に計算できます。

<例>170×2.54÷1000=0.43(100に対しての塩分量)

車えび→100g食塩相当量0.4g、

水分76.1g、灰分1.7g、ナトリウム170mg、カリウム430g、マグネシウム46mg、亜鉛1.4g

 

料理・レシピ・塩分計算

槙かおる/調理師

(オフィス槙)

 

 

使用した車えびはこちら

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天草の活き車えび

上天草市は、くるまえび養殖の発祥の地。 「熊本県の魚」にも指定されている上天草を代表する海産物。 長い歴史をもち、日本有数の生産量を誇っています。 旨味成分の含有量は、えび類の中でもトップクラス。 踊り食いをはじめ、刺身、天ぷら、塩焼き、フライとどんな調理法でも濃厚な旨味と上品な甘みを堪能できます。 他の魚種と違い、養殖ものは天然ものに比べ味や活きがよく市場でもランクが上とされています。

 

 


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