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あじたびスタイル【棚田編】

今回のあじたびスタイルは少し趣向を変えて。

これまであじたびスタッフが全国を巡る中で見つけた棚田をご紹介します。

 

【能登:白米千枚田(しらよねせんまいだ)】

世界農業遺産に登録された能登半島を代表する千枚田です。

 

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能登半島の西側に位置する輪島から車で15分ほど行った場所にあります。

あじたびスタッフが訪れたのは5月中旬。

まだ田植えは行われておらず、夕日に照らされる水田の水面が印象的でした。

ちなみにこちらの千枚田は、オーナー制度があり、オーナーになると年間2万円でマイ田んぼを1枚持つことができるそうです。

田んぼに表札が建立され、収穫したお米の他、山菜や名産品が送られるそうです。

 

【小豆島:中山千枚田】

瀬戸内海最大の島:小豆島にある千枚田です。

 

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小豆島の中心部に位置する中山地区。

山間部に向かう細い山道を登っていくと、視界が開け、美しい千枚田が姿を現します。

中山千枚田の夏の風物詩と言えば「虫送り」

虫送りは約300年前から伝わる中山地区の伝統行事で、半夏生(夏至から11日目)の日にに火手(ほて)と呼ばれる竹の松明を田にかざしながら、畦道を歩き、害虫を退治して豊作を願うものです。

「とーもせ、灯せ。」の声をかけながら、火手を持ち、青々とした稲が育つ棚田の畦道を歩きます。真っ暗の中、列をなした火手の光がゆらゆらと揺らめきながら動いていく風景はとても幻想的だそうです。

スタッフが訪れたのは夏至も過ぎた8月初旬。

ちょうど同じ時期に「瀬戸内国際芸術祭」が開かれていて、千枚田に巨大なモニュメントがありました。

 

【有田川:あらぎ島】

和歌山の有田川を、道中の渓谷美を眺めながら、ひたすら上流に向かい車を走らせること1時間。

 

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「道の駅あらぎの里」を、有田川対岸を通る旧道に入り、少し走ると、扇形の段に形成された美しい棚田「あらぎ島」を高台から望むことができます。

有田川町のシンボルとして四季折々に美しい姿を見ることができるあらぎ島は、江戸初期に開拓され、現在も当時の姿を留めています。

扇を広げたようなその美しい姿は、『日本の棚田百選』『関西自然に親しむ風景100選』『和歌山県朝日夕陽百選』に選定されています。

毎年9月6日、悠仁親王様の誕生日をお祝いして、キャンドルイルミネーションであらぎ島を浮かび上がらせています。

あじたびスタッフが訪れたのはなんと9月7日。

前泊入りだったために、9月6日に有田川町には来ていたのですが、イルミネーションの事はつゆ知らず、翌日にカネイワ醤油さんでパンフレットを拝見し、イベントの存在を知りました。

あと一日早く気づいていれば…非常に残念な思いをしました。

 

【松代:星峠の千枚田】

魚沼地方は米どころだけあって、あちこちに棚田がありますが、中でも特に素晴らしい景観が見られるのが、ここ星峠の千枚田。

 

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『にほんの里100選』にも選ばれたその美しさを一目見ようと、全国から多くのカメラマンが足を運びます。

他の地域の千枚田に比べて、星峠の千枚田は一枚一枚が大きく、自然の地形を利用した天然の千枚田であることが分かります。

あじたびスタッフが訪れたのは9月中旬の収穫期直前

見晴らしの良い高台に登ると、稲穂が陽光に照らされ、さながら金色の階段のようでした。

初夏に訪れれば、水鏡に青空が映えて、また別の風合いが楽しめると思います。

 

今後も全国を回る中で見つけた棚田をご紹介していきたいと思います。