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天然物よりランクが上!?【熊本編】

2013年4月12日金曜日。

本日は熊本市を離れ、一路天草へ。

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amakusa300天草は面積約1000平方キロ、人口は約14万人。上島(かみしま)と下島(しもしま)を主島とする諸島からなり、特に下島は本州など主要4島を除く日本の島では8位の面積を有する大きな島です。

かつてキリスト教の布教が広がり、キリシタン弾圧や天草四郎率いる島原・天草の乱などの悲劇もあったことから、キリシタンの島として知られ、現在も3か所のカトリック教会があります。

 

昨日の荒天とは打って変って、快晴の青空の下、天草の青く澄んだ海を眺め、「天草五橋」の景観に感動しながら車を走らせること約1時間で上天草市役所に到着。

ここで上天草市6次産業推進係の寺中参事と上原氏にアテンドしてもらい、お目当ての場所へ。

 

ここ天草は温暖な気候であることから、柑橘類の栽培が盛んな地域でもあるのですが、何よりも天草といえば水産業、特にクルマエビ・真珠などの養殖業が盛んで知られています。今回の目的はその養殖のクルマエビです。

 

amakusa304クルマエビの旨味成分の含有量は、えび類の中でもトップクラス。

踊り食いをはじめ、刺身、天ぷら、塩焼き、フライとどんな調理法でも濃厚な旨味と上品な甘みを堪能できます。

他の魚種と違い、養殖ものは天然ものに比べ味や活きがよく、市場でもランクが上とされています。

中でも上天草地方は今から約100年前、日本で初めてクルマエビの養殖がおこなわれた場所で、クルマエビの養殖にかけては全国に並ぶものなしといわれるほどのトップブランド。

上天草のクルマエビは天然物を凌駕する美味しさで「熊本県の魚」にも指定されています。

 

そんな上天草のクルマエビ養殖業者の中でも、特にエビ達に情熱を傾けて養殖をされていらっしゃる方が、丸山水産の丸山社長です。

名刺交換を終えると、丸山社長は早速自作のパネルを取り出してきて、クルマエビの養殖についてパネル説明をしながら、1時間近く熱く語ってくれました。

 

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毎年6月ごろから天草の天然クルマエビから取り出した卵を、丸山水産の種苗センターで人工孵化し、乳酸菌と栄養豊富な天然の海藻アカモクをエサに混ぜることにより、薬品類を一切使用しない、環境にやさしくとってもヘルシーでおいしい純国産、純天草産のクルマエビを養殖しているとのこと。

 

社長のクルマエビに対する思いは、子を思う親のようで、話の節々に「この子たちは~」とか「エビちゃんたちは~」という言葉が出て来、社長自身もサイトの中で自分の事をお父さんと書くほどで、社長がクルマエビに対して愛情を持って接していることが良く伝わってきました。

 

こんな情熱を持った生産者の方から育った子供たち(クルマエビ)が美味しくないわけありません。

 

 

その後のランチで、クルマエビの刺身、天ぷら、蒸し、揚げと一通りいただきましたが、プリップリの身を噛みしめると、甘みがフワーッと口の中に広がり、旨味と共にエビの香りが鼻から抜けていきます。

養殖のクルマエビがこんなに美味しいとは驚きでした。

上天草のクルマエビ。全国のトップブランドにふさわしい味わいでした。

 

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丸山さんの商品はこちら

 

追記:

午後は下天草にも訪れたのですが、道中に「イルカウォッチング」の看板が多数見受けられ、地元の方に「有名なんですか?」と聞いてみたところ、「良くイルカウォッチングなんて言って大体見れても1頭か2頭くらいでしょ?まあ、見れない時もありますよね。でもここはウジャウジャいるんですよ。実際見に行った人が『こんなに見れるんならもっと宣伝した方が良いよ』といわれるくらいなんです。」と言われ、次回天草訪問の折には是非ウジャウジャいるイルカウォッチングを楽しみたいと感じた次第です。

 

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