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江戸後期の天保年間、雲州平田(現:島根県平田市)の製麺業:原文吉の手によって作り出された「平田饂飩(うどん)」。
試作に十数年を費やし、卵黄と小麦粉と塩のみで練られた手延べうどんは、つるつるした食感と卵の風味が味わい深く、評判を聞き賞味した松江藩主:松平定安から、御用品として桐の紋章を賜るに至りました。

明治に入ってからは、京、大阪の問屋とも取引を行い、「コシとなめらかさは、讃岐もの以上」と播州のそうめん師からも絶賛されたほどで、平田饂飩の盛名は関東へも伝わります。

昭和十六年の物資統制令と戦争によって姿を消した平田うどんは、戦後の機械化と大量生産の波に流され、長い間復活することなく「幻のうどん」とも呼ばれていました。

そんな中、出雲のうどん庄たまきが平田饂飩の復活を図り、原家の現当主の承諾を得、古考にあたって製法も調査。試行錯誤の結果「文吉うどん」として、見事に復活を成し遂げました。

やや細めの平打ち麺は卵黄を使用していることから黄色みがかっており、手延べ製法で作られていることから、ツルンとした艶やかで滑らかな喉越しが特徴。柔らかな食感でありながらもコシがあり、食べ進めるごとに卵の風味が広がります。

細めんならではの喉越しと、つるつるの食感を生かすため、ざるうどんでお召し上がりいただくのがおすすめです。

幻のうどん:平田饂飩の原料・製法をそのままに再現した「文吉うどん」を是非ご賞味ください。

  • 代引不可

商品コード
№ bunkichiudon-0001
商品名
文吉うどん
4人前
ポイント
会員17ポイント 獲得
内容量

めん200g×2、つゆ60g×4

賞味期限

製造日より常温180日

配送
ゆうパック
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配送料はこちら
原材料名

【めん】
小麦粉、食塩、卵黄、食用植物油、澱粉、クチナシ色素

【つゆ】
しょうゆ、砂糖、かつおぶし、そうだかつおぶし、みりん、食塩、かつおぶしエキス、こんぶエキス、酵母エキスパウダー

備考

保存方法:高温多湿を避け、常温で保存してください。



平田饂飩の名前の由来である、出雲市平田町は、江戸時代には北前船の寄港地として、松江藩でもっとも栄えた商業地でした。

そんな商業地で人気を博したのがうどんで、平田には何軒ものうどん店があったと言われています。

中でも『盛麺堂』の原文吉が作る、卵を練り込んだ平田饂飩はおいしいと評判で、やがて天皇家の御用品として認められたほどでした。

明治時代の最盛期には多くの従業員を雇い、関西圏だけではなく、関東にまでその名が知られた平田饂飩でしたが、第二次世界大戦の混乱の中で姿を消し、やがて「幻のうどん」と呼ばれるようになりました。

うどん庄たまきの代表:玉木暢氏は祖先が同じ平田の出身だった事もあり、原文吉氏のうどんの美味しさは伝え聞いていたため、平田饂飩をどうしても甦らせたいという思いをずっと抱いていました。

 

20年ほど前に文吉氏の子孫や、平田饂飩を知る有志の方から玉木氏へ「平田饂飩を作ってみないか」との誘いを受け、当時書かれたメモ書きのレシピを忠実に再現。

出来上がったうどんは、とても喉越しの良い美味しいうどんでした。

こうして、平田饂飩は半世紀以上の時を超え復活。
文吉さんの名前にあやかり「文吉うどん」と名付けられ、再び人気を博すようになりました。


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