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品質と製造工程の監査とは・・・凄すぎます【秋田:稲庭うどん】

翌日は秋田の湯沢市稲庭町を訪問。
稲庭といえばうどんです!


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inaniwa302うどんの製法には大きく二種類あり、讃岐うどんや水沢うどんのような「切りうどん」と、稲庭うどんや五島うどんのような「手延べうどん」があります。

切りうどんは、包丁で切るため断面が四角くなりますが、手延べうどんは一本のうどんを伸ばしていくため、断面は丸くなります。

手延べうどんの特徴は、なんといっても喉ごしの滑らかさ。

ツルツルとした食感と、心地よい喉ごしを楽しめるのが稲庭うどんの良さです。

 

スタッフが訪れたのは、「稲庭寶来うどん」さん。今も350年前の製法を忠実に守りながら、稲庭うどんを作り続けている生産者です。

 

 

 

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生産者の越さんに工房を見学させていただいたのですが、粉をこねる工程以外は、機械を一切使用せず、製造工程の95%以上が手作業とのこと。

機械化すると1日でできる工程ですが、純粋な手綯(ゆ)いと自然乾燥のため、練りから製品まで3~4日かかるそうです。

手間暇かけ熟成することにより、うどんのうまみ十分に引き出され、また、油(食油)を一切使用しない製法のため、酸化腐食がなく、製造後3カ月~2年位までが最も美味しく食べられるのだとか。

 

 

 

 

 

inaniwa301稲庭うどんの美味しさは人の手によるものなのだと、職人さんの手さばきを見て、改めて実感しました。

ちなみに、稲庭うどん組合では、稲庭うどんの定義として「手作業」を原則としており、全国展開をされているお店でも例外ではありません。

機械化による大量生産を防ぐために、組合員相互が定期的に監査をおこない、品質と製造工程のチェックをおこなっているそうです。

 

350年前の製法を忠実に守り、伝え続けていることが稲庭うどんのブランドを根強いものにしているのだと、細麺とは思えないコシの強さとツルツルとした喉ごしを楽しみながら思いました。

 

 

稲庭寶来うどん商品

 

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