桃の生産量日本一を誇る山梨県。西に南アルプス、南に富士山に囲まれ、豊な森が広がる山で育まれたミネラルたっぷりの水が注ぎます。日本一日照時間が長く、水はけが良い山梨は果樹栽培に最適な土地柄であることから、およそ200年前より桃が栽培されています。

200年にわたる桃栽培の歴史の中で確立された栽培ノウハウと、県内各地で開発された様々な品種により、山梨の桃は大玉で色付きが良く、果肉は緻密で多汁、甘味が強く香気があるなど、外観・食感・味覚の3拍子そろった、非常に優れた桃として全国トップクラスの品質を誇ります。

そんな桃王国：山梨県のほぼ中央、甲府盆地の南東部に位置する笛吹市は、県内でも最大の産地であり、文字通り日本一の桃の産地として知られています。

3月下旬～4月上旬には約30万本の桃の花が一斉に咲き誇り、市の中心を流れる笛吹川対岸の扇状地一帯がピンク色の絨毯を敷きつめたようになることから「桃源郷」とも呼ばれています。

なかでも春日居地区は大正時代から桃生産に力を入れる歴史ある土地。桃生産に適した山梨のなかでも昼夜寒暖の差が大きく、日照時間・水はけの良い土壌など、高品質の桃を栽培する条件が揃っており、約200軒の桃農家がひしめく桃の一大産地です。

春日居地区では雨や病気による傷みを防ぐため、すべての桃を袋掛けして栽培する「有袋栽培」を採用。
手間はかかりますが、大玉でキズの少ない桃を安定して収穫できます。
さらに食べごろを見極めて桃を収穫するよう全農家で取り決めることで、品質の高い桃を安定して出荷しています。

農家から収穫された桃は、JAフルーツ山梨の春日居統一共選場にて選果されます。

全方向の機械センサーにより、糖度、色、形などが検査され、等級別に仕分けられます。
その厳格な選別基準はJAフルーツ山梨の中でもトップクラスで、春日居統一共選場で選別された桃は業界でも最高評価を受けています。

こうした農家と選果場の努力の結果、春日居の桃は特に高品質な桃の産地として市場での信用を勝ち取り、今では「日本一の桃は春日居」とまで呼ばれるようになりました。

あじたびでは、そんな春日居の桃の中でも、糖度12～14度と特に甘い、最高等級の「特秀品」に限定してお届けします。

化粧箱を開けると辺り一面に漂う甘く芳しい香りと共に、姿を顕わす美しい姿の桃。産毛に覆われた薄皮は、太陽の光をいっぱいに浴びた完熟色の紅色。
薄皮を剥ぎ、艶やかに輝く乳白色の実にかぶりつけば、緻密な果肉と甘い果汁とともに桃の香りが口いっぱいに広がります。

採れたての桃を出荷するので鮮度抜群。産地でしか味わえない、もぎたてフレッシュな春日居の桃を是非ご賞味ください。

贈答用の化粧箱に入れてお届けしますので、お中元やギフトにも最適です。

お届け日の指定はできません
春日居の桃は、収穫でき次第の出荷になりますので、お届け日の指定はできません。予めご了承ください。

※春日居の桃の発送単位は輸送中の品質保持のため、1発送単位2ケースまでとさせていただきます。

他商品　※出荷時期ごとの数量限定商品となります。

• 春日居の桃 【特秀】1.8kg（早生種：6月中旬～7月中旬出荷分）
• 春日居の桃 【特秀】1.8kg（晩生種：8月上旬以降出荷分）

• 期間限定
• 予約商品
• 代引不可

春日居地区のある笛吹市の桃栽培の歴史は古く、約200年前に笛吹市一宮町北西端の田中地区で栽培された「田中桃」が名産であったことが「甲斐国志」や「甲斐叢記」等の書物に示されています。

春日居村では明治時代に殖産興業政策の中で養蚕業が発展し、昭和時代にかけての重要産業となっていましたが、昭和初期の不況により繭の平均価格が低落しました。

この養蚕不況を1つの転機に、東京の青果市場での桃需要を好機として捉え、春日居地区での本格的な桃栽培が始まります。

1940年代に戦争による作付け統制により、整理減反のため桃園が整理され激減するものの、1950年代には再び桃の栽培が盛んになります。

こうした背景には、春日居の土壌が笛吹川によって堆積した砂礫土壌で肥料切れがよく果実にえぐみが出ないこと、年平均気温が13.4度と温暖で雨・風も少なく、さらに昼夜の寒暖差が大きく、年間降水量が1300mmと、桃の栽培に適した環境であることが挙げられます。

何よりも「日本一の桃の産地にふさわしい桃をお客様にお届けする」という春日居の生産者一人一人のたゆまぬ努力と熱意によるところが「日本一の桃は春日居」の大きな要因となっています。