山梨県の中央に位置する山梨市・笛吹市・甲州市。
峡東（きょうとう）地域と呼ばれるこの三市は、甲府盆地の東側に位置し、水はけと日当たりの良い傾斜地。
昼夜の寒暖差が大きく雨が少ないことから、ぶどうの栽培に適した土地で、1300年にもわたり脈々とぶどう栽培が受け継がれてきました。

長い年月の間に育まれた様々なノウハウにより、ぶどう生産量日本一を誇る山梨の中でも、特に高品質なぶどうの産地として知られています。

峡東地域を管轄するJAフルーツ山梨のシャインマスカットは、あまり房を大きくせず、あえて「コンパクト」な房に仕上げるのが特徴。
コンパクトに仕上げることで、成熟した時に美しい円柱状になるよう、また実の一粒一粒に甘みと栄養が行き渡るよう栽培に取り組んでいます。

管内には2000人以上生産者がいることから、品質向上を目指す仲間として、ライバルとして切磋琢磨することで、相対的にぶどう作りの技術が高いことも特徴です。

シャインマスカットは黒ぶどうのように着色による収穫適期がわかりづらい品種であるため、栽培時から栽培指導員が園地を回り、着房数・着粒数・１新梢１房が守られているかを検査。
収穫前には、園地で糖度検査をおこない、合格した園地から出荷ができる仕組みになっています。

さらに出荷前に共撰所で、糖度・着色・傷など、山梨県青果物検査協会と連携して１房ずつ熟度を確認してランク付けをおこない、特に品質に優れたものを「秀」品と位置づけています。

あじたびでは最高品質の秀品のシャインマスカットを産地より直接お届けいたします。

美しいエメラルドグリーンの房は身が詰まっているため、コンパクトながらずっしりとした重量感があり、一粒一粒が甘く食べ応え満点。
果皮は薄くて柔らかく、口に含んだ時のパリッとした歯ごたえに加え、マスカット特有の心地よい芳香が広がります。

溢れる果汁は、糖度が18度超ありながら上品な甘さで後味もすっきり。夏の蒸し暑い季節に最高の涼味を与えてくれます。

優れた栽培技術と厳格な栽培指導と選別により、食感・重量感・見映え、すべてにおいて高品質のJAフルーツ山梨のシャインマスカットをご賞味ください。

贈答用の化粧箱に入れてお届けしますので、お世話になった方へのお中元やギフトにも最適です。

※シャインマスカットの発送単位は輸送中の品質保持のため、1発送単位2ケースまでとさせていただきます。

他、JAフルーツ山梨商品

• 春日居の桃 【特秀】1.8kg（早生種：6月中旬～7月上旬出荷分）
• 春日居の桃 【特秀】1.8kg（中生種：7月中旬～7月下旬出荷分）
• 春日居の桃 【特秀】1.8kg（晩生種：8月上旬以降出荷分）
• シャインマスカット 秀1房（550g前後）
• 山梨塩山産「貴陽」秀品 約2kg（8～10玉）

• 期間限定
• S A L E
• 予約商品
• 代引不可

峡東地域は日本のブドウ栽培発祥の地とされ、甲州ぶどうは、平安時代にはすでに栽培されていたとも言われています。
また桃や李（すもも）、柿なども古くから栽培され、江戸時代にはすでに果樹の産地として知られていました。

峡東地域では、扇状地の傾斜地において、それぞれの土地に適応するために、多様な果樹を栽培すると同時に独自の栽培技術が考案されました。
中でも約400年前に考案された、ぶどうの甲州式棚と疎植・大木仕立てを組み合わせた栽培方法は、日本の多雨・湿潤でぶどう栽培に不利な気候の中で、安定したぶどう生産をおこなうため開発された独創的な適応技術であり、現在は日本のぶどう栽培の基本技術となっています。

また、果樹園に自生する植物を利用した草生栽培は、土壌の流亡防止や有機物の補給だけでなく、多様な生物の生息に大きく貢献しています。

こうした峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システムが、2017年3月に「日本農業遺産」に認定され、2022年7月には「世界農業遺産」に認定されました。