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越後三山の麓に位置する新潟県:南魚沼市六日町は、全国的な知名度を誇る魚沼産コシヒカリ発祥の地であり、また銘酒「八海山」の醸造元でもあります。

そんな六日町の知る人ぞ知る名産品として、江戸時代中期より三百年以上にわたりつくられているのが、
今成漬物店の「山家漬(やまがづけ)」です。

山家漬は、今成漬物店と何世代も付き合いのある地元農家が厳選した、地場の野菜や山菜と、銘酒八海山の酒粕を使用。塩と砂糖、酒粕だけで漬ける昔ながらの製法を守り、築200年を超える蔵の中で、木樽でじっくり漬け込んだ甘口の粕漬けです。

山家漬が出来上がるまでには、素材を塩漬けにする「生漬け」、塩を酒粕で抜く「中漬け」、素材に酒粕の味や香り、旨みを加える「本漬け」と、最低3回の漬け変えが必要です。
200年以上前に建てられた蔵の中、酵母や発酵菌が棲みついた木樽で1年半熟成発酵させることにより、酒粕の深い味わいや芳醇な香りを纏いながらも、ツンと来ないまろやかな粕漬けが出来上がります。

酒粕の元となる日本酒造りを始まりと考えると、日本酒造りに1年、酒粕を漬け床にするまでに2年、素材を漬け込むのに1~2年を要するため、山家漬が出来上がるまでに、実に5年以上の歳月を必要とします。

飴色の光沢を放つ山家漬からは発酵が醸し出す高貴で豊かな香りが溢れます。粕漬けの芳醇な香りに加え、豪雪地帯が育む極上の野菜と山菜の濃い旨み。粕漬けでありながらシャキシャキとした食感が楽しめるのも山家漬ならでは。希少な酒粕に漬けているため、お酒の角が取れ、上品な口当たりの良さは秀逸です。

その味わいに正岡子規をはじめ、高浜虚子や河東碧梧桐などの俳人の他、北原白秋、相馬御風、坂口安吾、西脇順三郎、鷲尾雨工、海音寺潮五郎など、数々の文人から風味絶佳と珍重されてきました。

「吟匠山家漬」は、南魚沼産の、特に厳選された錦糸瓜・越瓜・胡瓜・茄子・蕨を、銘酒「八海山」の希少な大吟醸粕に漬けた贅沢な粕漬け。野菜や山菜の風味も豊かで、其々の歯ごたえもまた美味しさを膨らませます。
今成漬物店が自信をもってお届けする、まさに最高峰の山家漬です。

南魚沼の素材で育まれた山家漬は南魚沼産コシヒカリとの相性が良く、また八海山の酒粕で漬け込んでいるため、日本酒との相性も抜群です。

八海山の酒粕、厳選された野菜、雪国の山菜、木樽、古い蔵、そして、新潟の風土。雪国の食文化をすべて詰め込んだ、伝統の山家漬を是非お試しください。
真田紐をあしらった白木箱がご贈答用に最適です。

他商品

  • 代引不可

商品コード
№ yamagaduke-0002
商品名
【今成漬物店】吟匠山家漬
中一段(白木箱)
ポイント
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内容量

600g

賞味期限

90日

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ヤマト運輸
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この商品は60サイズです。
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原材料名

越瓜・錦糸瓜・胡瓜・蕨・茄子・酒粕・塩・砂糖

備考

保存方法:冷蔵保存が望ましいですが、冷暗所(15℃以下)保存も可

発酵が進むため、夏場はクール便での発送となります。

お届け日の指定はできません。
ご注文確認後5日以内に発送いたします。

 



今成漬物店のはじまりは、江戸時代中期にまでさかのぼります。創業時は鴻池屋という屋号で商売をしていました。その頃は酒造り、舟運業、漬物製造と手広く商いをしていた豪商だったそうです。
酒造りで出来る酒粕を使った粕漬けを、樽単位で都会の料亭などに卸していたのが漬物作りの原点です。

大正時代、今成漬物店の前身である鴻池家二十一代:今成隼一郎が、越後湯沢の大源田に広大な農場を開墾し、今成農場として野菜作りを始めました。
そして、この今成農場で収穫された越後の野菜を全国に広めようと、当家に伝わる製法で粕漬にし、商品化したのが、鴻池屋における本格的な「漬物づくり」の始まりとなります。

昭和初期、越後の偉大な文人・會津八一(秋艸道人)が、鴻池家の粕漬を大いに称讃し、自身が愛読する西行の『山家集』に因んで「越路之逸品 山家漬」と命名。山家漬の包装紙には、八一自らの揮毫があしらわれています。

太平洋戦争の影響もあり、一時、休業を余儀なくされましたが、鴻池屋の伝統の粕漬を惜しむお客様からの多くのご支援もあり、戦後になって、細々と「漬物づくり」を再開し、伝統をまもりながら、現在に至ります。

 


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