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石川県能登半島の玄関口:七尾。
天然の良港七尾港をその懐に抱え、千年以上の昔から能登の海産物を集散する港町として栄えてきました。

そんな七尾の特産品として真っ先に挙げられるのが「なまこ」です。

なまこは日本各地の海に生息していますが、波が穏やかで栄養豊富な七尾湾のナマコは、身が柔らかい上に香りが強く、しっかりとした旨みがあります。

古くから良質ななまこの産地として知られており、1200年前の奈良時代の都:平城京にも献上された記録が残っています。

1200年を経た現代においてもその品質は変わることなく、食通の間でも「ナマコと言えば能登」と言われ、市場でも他産地の物に比べ2~3割高値で取引されます。

そんな良質な能登のなまこを使用し、昔ながらの伝統製法で仕上げた希少な「生干しくちこ」です。

原料に使用するなまこは、産卵を控え、卵巣が肉厚になる真冬の1月~3月に七尾湾で水揚げされた鮮度抜群のもの。
干くちこは、糸状の卵巣を塩漬けにして干したもので、一枚の干くちこを作るのに数十キロにも及ぶナマコが必要となります。

手間をかけて選別した生くちこを熟練の職人によって一本一本手作業で麻縄に掛けていきます。三角形に素干しにして数日間、半生状態に仕上げたものが「生干くちこ」です。

半生の干しくちこは殆ど市販されず、高級料理店や高級鮨店でしかお目にかかれません。しかも高級な能登産となればなおさら。

あじたびでは、そんな能登の生干しくちこを、地元の老舗なまこ加工店の協力により、予約商品として取り扱わせていただくことになりました。

半生のくちこは表面を炙ることで膨らみを帯び、半生ならではのむっちりとした肉感的な食感が楽しめます。

噛むほどににじみ出る凝縮された旨みと風味は格別で、食通たちを魅了する珍味の極めつけ。干くちこに比べ、炙り加減によって香りや食感、味わいが変化するため、お好みの味わいに調整してお召し上がりいただけます。

そのまま炙って食べる以外にも、汁物や椀物に小さく裂いた生干しくちこを加えたり、熱燗に香ばしく焼いた一片を入れても独特の風味が味わえ、お楽しみいただけます。

完全予約受注生産となり、お届けは毎年2月~3月末頃まで。

一枚30gサイズは最少ロット20枚からの販売となりますが、冷凍保存ができるため、料理店では年を通してお使いいただく分を 2月末頃までにお申し込みいただいております。
※21枚以上やサイズ調整は可能です。お問い合わせください。

なお、生産数量が限られています。お届けは予約順となりますので、なるべく早めのご予約をおすすめします。

今まで入手困難だった高級珍味をあじたびで。
グルメの皆様も必ずご満足いただける逸品です。ぜひ一度お試しください。

2024シーズンの生干しくちこの販売は終了いたしました。
現在、2025年3月以降からのお届けとしてご予約を承っています。お届け日の指定はできません。

他、予約受注生産くちこ商品

他、なまこ商品

  • 期間限定
  • 予約商品
  • 代引不可

商品コード
№ namahoshikuchiko-0001
商品名
石川県能登産 生干くちこ
約30g×20枚
出荷期間
2月上旬~3月下旬
ポイント
会員1204ポイント 獲得
賞味期限

冷凍1年 

解凍後はお早めにお召し上がりください。

配送
ヤマト運輸
  • クール便

配送サイズ
この商品は80サイズです。
配送料
配送料はこちら
原材料名

なまこの卵巣(能登七尾湾産)、塩

備考

20枚未満のご注文は承れません。

 

 

 



なまこと日本人の関りは古く、1300年前の日本最古の歴史書「古事記」の中にも「海鼠」の記述が見られます。

当時「海鼠」は「コ」と発音されていたようで、「生のコ」がなまこの、「コのワタ(腸)」がこのわたの由来となっています。

江戸時代には「本朝食鑑」や「日本山海名産図会」などの食材図鑑にも登場し、食用以外にも、乾燥させたなまこをすりおろしたものは滋養強壮や皮膚病の漢方薬として用いられ、清朝(中国)へも盛んに輸出されました。

和歌やことわざの題材にも使われ、松尾芭蕉や夏目漱石といった文人もなまこに関連した作品を残しています。

能登のなまこは8世紀頃より税の代わりとして都に収めていたようで、平城宮跡から出土した木簡に、天平4年(732)に能登国能登郡から平城京へ「熬(=煮干し)海鼠六斤」が貢納されたと記録があります。

 

 

山に囲まれた七尾湾は、山から流れ出るミネラルにより、なまこのエサが豊富であること。地質の多孔質の珪藻土が海水を浄化し、また波がおだやかなため、なまこにストレスがかかりにくいことから、他産地に比べて柔らかくて旨味のある良質ななまこが育ちます。

能登のなまこ漁は11月6日から3月15日まで。解禁後すぐよりも水温がぐっと下がるころがナマコの旬で、「冬至なまこ」とも呼ばれています。

加工はほとんどが手作業で、熟練の職人が自分の目と手の感覚で、なまこ一つ一つに最適の加工をおこなっています。

良質ななまこと伝統に培われた加工技術が、能登なまこの美味しさの秘密です。

 

 

 


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