愛媛県：西宇和地区。愛媛県全体の約4割の栽培量を誇り、生産額は5割超。
西宇和のみかんは地区内で2度の天皇杯受賞の栄誉に輝いた事もあり、みかん王国愛媛の中でも高品質なことで知られています。

佐田岬の付け根に位置し、リアス式海岸と標高300m前後の急傾斜の山地に石垣の段々畑が広がる西宇和は、みかん栽培に最高の条件が揃った地勢。

さんさんと降り注ぐ太陽の陽射しは、急斜面の山地に万遍なく降り注ぎ、段々畑の石垣や海面の照り返しによる下からの陽射しもたっぷりと受け、西宇和のみかんは最高の味わいに仕上がります。
また120年以上にわたるみかん栽培の技術が、西宇和のみかんの味わいをさらに高めています。

そんな西宇和のみかんの中で、まどんな・甘平と並び「愛媛の三大高級柑橘」として話題を集めているのが「せとか」です。

とろけるような食感とジューシーな味わい、豊かな芳香から「柑橘の大トロ」と称賛を受けるせとかですが、栽培に関しては並々ならぬ苦労があります。
せとかは枝や葉にトゲが多いことに加え、果実の果皮が薄く、大玉のため果実の表面に傷がつきやすい柑橘です。傷がつくと成長中に割れてしまったり傷跡が大きく残ってしまう事から、一玉一玉に袋を被せ、美しい外皮を守っています。また、せとかは一玉が重いため、成長と共に自重で枝が折れないよう、手作業で支えをする必要があります。

栽培の難しさから生産者が少なく、しかし味わいが抜群なため需要が多く、せとかの稀少性は年々増しています。あじたびではそんな稀少なせとかの中でも、最上等級の「赤秀品」に限定して、産地より直送いたします。

県内最大の収穫量を誇る西宇和地区では最新鋭の選果機を使用し、果実を傷つけることなく、糖度・酸度・果形・着色などを選別。さらに熟練者の目利きによる選別をおこなうことで、安定した品質のせとかをお届けいたします。

大玉のどっしりとした姿とオレンジ色が鮮やかな果皮。果皮を剥こうとするとあまりの薄さに内皮も裂け、中からオレンジの宝石のような果肉が顔を出します。一房頬張れば、果肉のトロリとろける食感と共に、甘酸のバランスが良くコクのあるジューシーな果汁が溢れ、柑橘のみずみずしくさわやかな香りが口の中でパーッと広がります。

糖度が高く抜群の食味、濃厚でジューシーな果汁、芳香の素晴らしさ。柑橘の三大要素がきわめて高いレベルで揃った「せとか」は、まさに「柑橘の大トロ」の名にふさわしい味わいです。

稀少なせとかの中でも、最上等級の赤秀品は地元愛媛でもなかなかお目にかかれません。
ご自宅用に、ご贈答用に、愛媛西宇和産せとかをご堪能ください。

せとかの発送単位は輸送中の品質保持のため、1発送単位1ケースとさせていただきます。

他、愛媛の柑橘類

• 日の丸みかん「ゴールド千両」L～M約5kg（11月中旬～12月中旬）
• 日の丸みかん「ゴールド千両」S約5kg（11月中旬～12月中旬）
• 八幡浜みかん「濱ノ姫」L～M約5kg（11月中旬～12月中旬）
• 八幡浜みかん「濱ノ姫」S約5kg（11月中旬～12月中旬）
• 日の丸みかん「百年蜜柑」約5kg（12月1日～12月17日）
• 愛媛西宇和産紅まどんな「赤秀」3kg（12月上旬～12月中旬）
• 愛媛西宇和産「甘平」赤秀3kg（1月下旬～3月上旬）
• 愛媛西宇和産河内晩柑 贈答用3L 約7.5kg（4月中旬～5月下旬）
• 愛媛西宇和産温室みかん贈答用 約1.5kg（7月中旬～8月中旬）
• 愛媛西宇和産温室みかん贈答用 約2.2～2.5kg（7月中旬～8月中旬）

• 期間限定
• 予約商品

せとかは、味が濃厚で皮も薄い品種：マーコットの種が多いという欠点を解消しようと1984年に研究が始まりました。
温州みかんとオレンジを交配した多果汁の品種：清見（きよみ）と香り高い品種：アンコールをかけ合わせ、さらにマーコットを交配して育成された品種です。

マーコットの濃厚な味わいと果皮の薄さを継承しつつ、種が少なく、かつ清美とアンコールのジューシーな果汁も継承したスーパー柑橘として登場しました。

1玉1000円を超える高級果実ながらも、その圧倒的な美味しさから引き合いが殺到し、常に市場で高い評価を受けています。

育成地の長崎県口之津町から望む「早崎瀬戸」という地名と、瀬戸内地方での栽培が期待されることから「せと（瀬戸）」。果実から漂う良香にちなんで「か（香）」。このふたつを併せて「せとか」という品種名が登録されました。

＜お召し上がり方＞

・そのまま手で皮をむいてお召し上がりください。

・果皮が薄いため、手でむきにくい場合は、オレンジのように櫛形にカットしてお召し上がりいただくのがおすすめです。

まず、ナイフで横半分にカットした後、縦に4~6等分にしてお召し上がりください。